スーパーチャレンジ軽井沢

軽井沢の朝は早い。

グランフォンド軽井沢シリーズでも一番走って、たくさん登る「スーパーチャレンジ軽井沢」。

146.7km(フラットダート4km含む)、獲得標高3,435mを11時間で走破するタフなコース。

ちなみにフラットダートコースは終盤にあり、なかなか趣向を凝らしたコース設定だが、

今年はダートエリアにぬかるみが残り、迂回コースでの開催となった。

 

この軽井沢シリーズ。計測チップなどはなく、スタンプカードを携行。

エイドごとにシールを貼ってもらい、ゴール後に提出してFinisherになれる、というもの。

朝6時からローリングスタートのグランフォンド軽井沢2000、2400の選手より15分ほど先行してスタートする。

 

スタートラインに揃ったのは、なんと4名。

この人数で走るカテゴリはなかなか経験できない、レアな体験だろう。

大会アンバサダーでスーパーグランフォンド軽井沢(制限時間8時間)出場の、くんたさん(@kunta0623)他2名の方とも挨拶しつつ記念撮影。

 

スーパーチャレンジ軽井沢2019-1

 

バレット社製の大会オリジナルジャージの色で出場クラスがわかる。

スーパーグランフォンドは青。同コースを走る我々一般参加はオレンジ。

 

 

軽井沢プリンスホテルスキー場の駐車場からスタートし、最初ののぼりは「白糸ハイランドウェイ」。

通常は自転車では立ち入ることのできないコース。

10%以上の勾配がいきなり出現し、コンスタントにそれが続く。Garmin測定値では多少の誤差があるとはいえ、最大24%勾配の表示も。

なかなか登りがいがある。

 

第1エイドにチーズ、バナナと塩。

実は多忙を理由に練習を怠っていたのもあり、後半以降にペースダウン、脚が攣るなどの予感がしていた。

今回はバイクボトルを2本携行していたので、片方に食塩水を作る。

一方にはスタート時にコーラを水で薄めたもの。

 

オートルートではこの「コーラ水」「塩」がとても役に立った。

長距離かつ上りのあるレース時はゲンを担ぐ意味もあって必ず準備するようにしているのだが、

塩の準備ができなかったのでありがたかった。

 

軽井沢のサイクリングは涼しく、景色もどことなくフランスやスイス、イタリアなどの田園風景にも似ている。

走りながら、2015年より毎年出場したオートルート(Haute Route)で登ったラルプデュエズガリビエ峠トゥールマレー峠モンバントゥ

それらの道中のさまざまな出会いのことを思い出しながら。

 

同大会アンバサダーの方率いる「スーパーグランフォンド軽井沢」チームは我々「スーパーチャレンジ軽井沢」の出場者より20分ずらしてスタート。

ちょうど40km地点前後にあった工事中箇所の信号で合流し、そのまま後ろについて走る。

林長野原線と八場バイパス交差点ではしっかりと2段階右折。

信号待ちタイミングを利用して記念撮影を。

くんたさんにお声がけいただき、ここでようやくTwitterでつながっていたのを思い出す(くんたさんありがとうございます)。

自転車にのっているとこんな出会いがあるのも面白いところ。

 

 

県道94号線 鹿沢温泉〜湯の丸スキー場までの上りはなかなかタフで、自転車を押して歩く方もちらほら。

脚が痙攣してたちどまっているひと。すこしサポートもしながら、声をかけながら登る。

歩いてのぼったって全然構わない、と思う。

厳しい勾配の感覚を味わい、自分の限界ラインが見えたのは、きのうの自分より進んでいる、ということ。

オートルートでみんなで励まし合いながら21日間走った様々なことを思い出す。

 

スーパーチャレンジ軽井沢2019-2

 

地蔵峠からの東御市方面94号線下り。

危険箇所もあるようで10〜15名程度で区切ってマーシャルのバイクに先導されながらのダウンヒル。

サポートがしっかりしていてありがたい。

 

一部バイクの集団との軋轢もあったようだが、自転車とモーターサイクル、自動車との関係構築は

お互いを尊重したハンドサインなどの意思疎通が大切だなと実感する。

(ダウンヒルでハンドサイン、片手走行をできる方は少ないので、どうぞバイクのみなさま、4輪のみなさま。ご理解を)

 

先行していた同じスーパーチャレンジの参加者の方と再び合流し、ゴールまで。

ある程度タフなサイクルレース・イベントの一般参加者にはなにかしら共通点があるのでしょう。

すぐに打ち解けるところが面白い。

 

過去私が取材を受けたWeb記事を見ていただいていたようでいろんなお話を。

また一緒に走ることができそうでたのしみです。

 

スーパーチャレンジ軽井沢2019-3

 

今回は運営側の方ともさまざまなお話ができ、

今後の活動の参考になりました。

 

選手の皆さん、お疲れ様でした。

大会関係者のみなさん、コース途中で出会った全てのライダーの皆様ありがとうございました。

またお会いしましょう!

 

この記事を書いた人→Shinya

 

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