モン・ヴァントゥヒルクライム3つのルートとは?‐ Haute Route Ventoux 2018 Stage3

モン・ヴァントゥヒルクライム3つのルートとは?‐ Haute Route Ventoux 2018 Stage3

オートルート・ヴァントゥ2018に出場してきました。

現地で投稿したInstagramオートルート公式Facebookの写真を中心にご紹介しています。

オートルート・バントゥ2018最終日のステージ3はモン・ヴァントゥをITT、インディビジュアルタイムトライアルで登ります。

【ITTとは】
インディビジュアルタイムトライアルは個人のタイムトライアル競技のこと。
こちらは2018年ツール・ド・フランス第20ステージ個人タイムトライアルの様子です。
やはり迫力ありますね。

 

参考までに、TTTはチームタイムトライアルのこと。
動画のように複数で走行します。

ここのコース後半にでてくるCol de Portet-d’Aspet, Col de Menté, Col du Portillon
昨年、一昨年とオートルートアルプスで登りました。

2018年第3ステージでBMCが優勝してましたね。みんなで走るのたのしそう。

今回のモン・ヴァントゥのタイムトライアルは第3のルート、
ベドアンルートを登ります。

ITTですがエアロヘルメットはかぶらずに走ります。

第1ルート(東ルート/ソー側/Sault route)の模様はこちら。
モン・バントゥで足を痙攣させながら登る日本人がいた(東側ソールート)‐ Haute Route Ventoux 2018 Stage1

 

第2ルート(西ルート/マロセーヌ側/Malaucène route)
裏モン・ヴァントゥのぼってきました(西側マロセーヌルート)‐ Haute Route Ventoux 2018 Stage2

 

そしてこのモン・ヴァントゥの南側にある町、
Bedoinからスタートする第3ルート(南ルート/ベドアン側/Bedoin route)です。

 

死の山、魔の山モン・ヴァントゥ3コースを走りつくすのは今回の拠点になったベドアンに宿を構えるのがベストです。
ベドアンへのアクセスやモン・ヴァントゥ全般のまとめ記事はこちら。
死の山モン・ヴァントゥとサイクリング拠点に便利なベドアンへのアクセス : オートルート・バントゥ2018

Haute Route Ventoux 2018
Stage3 Bédoin – Mont Ventoux
21km | 1600m D+

 

Haute Route Ventoux_stage3_map

 

Haute Route Ventoux_stage3_cols

 

 

個人タイムトライアルは前日までの総合順位に基づき出走順番が決まります。

私は今回とても遅かったので早いスタートグループにまざります。(毎回か..)

この日の天気は昨晩おそくに降りはじめた雨がつづき、
事前予報どおりの雨・タイムトライアル。

午後から天気は回復基調のようでしたが、モン・ヴァントゥ頂上だけは例外です。

念のためバックパックに替えのウェアや冬用グローブ、レインジャケットなどをしのばせ、
スタート地点のスタッフにわたします。

雨のヒルクライムは上りは暑くなり、下りはとても寒くなるのでウェアのチョイスにとても悩まされますよね。

今回はトライアスロンチームの冬用ジャケットとチャンピオンシステムの冬用ビブを着用。

準備はばっちり‥と思ったのもつかの間、バイクボトルを宿においてくるという失態。

なかなかハードな設定になりました。萌えますね。

スタート前のようす。

 

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スタート台の傾斜もスリッピーで要注意。

ご夫婦で出場していたおふたり。フォローしつつ二日間、様々な話をしながらのぼりました。

今回は20秒間隔で順次スタートしていきます。
通常のオートルートITTは15秒間隔。
コンディションを考えて少し余裕を持たせているようでした。

スタートしてすぐのところでカメラマンが激写してくれます。

のぼっている途中はこんな天気でしたが、やはり冬仕様のウェアは暑かった。
バイクボトルなし。のどが渇く。

みんなを応援してくれていた観光客のおふたり。

標高が上がるほど、どんどん霧が濃くなっていく。

マルセイユ空港シャトルでご一緒した女性。キュートでした。そしてとてつもなく速かった。

昨年はアビニョンに宿を構え、ベドアンルートでモン・ヴァントゥを登りました。

 

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#lovecycling #athletearchitect #day22

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オートルートでは登りながらさまざまな動物たちに出会うことがあります。

こちらは昨年登ったステルヴィオ峠

 

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#cowbell #lovecycling

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昨年のモン・ヴァントゥ。ひつじの群れ。

そして今年。とうとうかこまれました。
いっしょに走っていた選手「Just kidding! :)」

 

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こんなアクシデントもヨーロッパを走るたのしさのひとつ。

フランスにも日本と同様に春夏秋冬、四季があります。
プロヴァンス地方では移牧での牧畜がまだのこっていて、真夏になる前にふもとで飼育されている羊や山羊、牛を新鮮な牧草のある標高の高いエリアへ移動させます。

羊飼いは職業としては約5000年前には存在していたとのこと。
調べたところモーゼやジャンヌ・ダルクも羊飼いだったとされています。

アルプスの少女ハイジでは山羊飼いのペーターが、夏の間はデルフリ村のヤギ達を山の牧場に連れていっていましたよね。

フランスでも秋が深まる10月はじめ。
高地から牧羊犬とともに群れを率い、ふもとの村に数カ月ぶりにもどる羊飼いの方に出会える貴重な経験となりました。

牧羊犬のピレネー犬も映っています(私のうしろであくびをしているようでしたが何故‥)

どうぶつ大好きサイクリストの皆さんは、モン・ヴァントゥをベドアンルートで登るのが大変おすすめです。

時期的には羊にも会える夏の時期、そしてラベンダー満開の6月中旬から8月にかけてがベストシーズンでしょう。
(ソーでは毎年8月14、15日にラベンダーの収穫祭があるのでサイクリングならその前までの旅程がベターです。)

頂上までのこり約6kmを残す地点で標高1417mにあるChalet Reynard駅(Ski Station)で、ステージ1でも登ったソーからの東側ルートと合流します。

ここのレストラン(Le Chalet Reynard)で休憩するサイクリストが多いです。
モン・ヴァントゥジャージなども売っています。

ここから6kmで約500mのぼる激坂区間に入ります。

天文観測塔が徐々に見えてきました。

タイムトライアル中ですが途中のリフレッシュメントポイントで自転車をラックにかけ、ゆっくりとコーラをのみながら皆さんに声援をおくります。
(通常、トライアスロンのように走行しながらドリンクを受け取るパターンですが気にしない)

 

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最後の上りは皆さん全力で、そして素敵な笑顔に。

You did it!

頂上ではどんどん天候が悪くなり、風もつよくなってきていました。
選手たちは3日間のレースをたたえ合い、記念写真を撮り下山するのが名残惜しいようでした。

モン・ヴァントゥ特有の地中海へ吹き下ろすミストラルに気をつけながら下山し、
ビレッジへ戻ると完走メダルとMavicのフィニッシャーTシャツをもらえます。うれしい瞬間。

午後は三日間の締め、アフターパーティーがビレッジで開催されます。
選手はもちろんフリー。ファミリーは有料で参加できます(現地支払も可、インフォポイントにて)。

3日間の総合優勝の方にはMavicギフトと3Tのロードバイクが贈呈されていました。豪華。

 

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その他の受賞者にはギフトカードとモン・ヴァントゥのミニチュアマイルストーンの贈呈。
マビックギフトカードに私が(真ん中の右手をあげている男)。
昨年のオートルートアルプスでカメラマンを意識してポーズとったのを思い出しました。
ポーズはとっておくもんですね。このギフトカードもらえないかなぁ。

 

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今回のオートルート・バントゥでは昨年登ったベドアンルートに加え、
通称ラベンダー街道のソールート、中世の城塞の雰囲気を残すマロセーヌルートの3ルートを制覇しました。

モン・ヴァントゥを登り尽くすには、やはり麓の町ベドアンに拠点をおくのがお薦めです。

ラベンダーの咲く6月下旬から8月にかけてがサイクリング的にはモンヴァントゥサイクリングにはベストシーズン。

 

一方で海外サイクリングは飛行機輪行や現地の移動手配、メカニックの問題ふくめ、初心者にはハードルがたかいのも事実です。

オートルートでは空港からレース・イベント開催地までの往復送迎もあり現地交通に不安がある場合にとても安心感があります。
レースイベントとはいえ、今回のモン・ヴァントゥステージではショートコース(オルタナティブ)も新設されました。

初中級者の方は3日間イベント、かつオルタナティブコースでオートルートイベントの雰囲気を楽しみ、
前後に観光などを加える旅程を組むのもよいでしょう。

 

フランス、イタリア有名どころの峠周辺を味わいつくす3日間イベントとしては他に、
ステルヴィオ峠を登り尽くすオートルートステルヴィオ
憧れのラルプデュエズを走るオートルートラルプデュエズも人気のイベントです。
2019年もオートルートヴァントゥは開催されます。

同じ3日間のものでは来年、初の中東エリアオートルートオマーン(5月)、
オートルートメキシコ(10月)が新規で開催。

ドロミテ山脈の素晴らしい景色が味わえるオートルートドロミテ
美しい海岸線とフィヨルドの激しいアップダウンを堪能するオートルートノルウェー

北米系ならオートルートアシュビルユタサンフランシスコ

 

3日間で物足りない剛脚自慢な方はクラシックな7日間仕様のオートルートアルプスオートルートピレネー
グラベル系の北米オートルートロッキーで上位を狙うのも良いでしょう。

 

海外サイクリングのきっかけとしてオートルートシリーズは大変オススメのレース・イベントです。

各種情報はオートルート公式サイトから入手できます。

 

本記事が日本のサイクリストの皆さんに「海外旅+サイクリング」の楽しさ、
オートルート、モンバントゥサイクリングの楽しさが少しでも伝われば幸いです。

 

 

 

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裏モン・ヴァントゥのぼってきました(西側マロセーヌルート)‐ Haute Route Ventoux 2018 Stage2

裏モン・ヴァントゥのぼってきました(西側マロセーヌルート)‐ Haute Route Ventoux 2018 Stage2

オートルート・ヴァントゥ2018に出場してきました。

現地で投稿したInstagramオートルート公式Facebookの写真を中心にご紹介していきます。

Haute Route Ventoux 2018
Stage2 Bédoin – Mont Ventoux
133km | 3300m D+

ステージ2もレースビレッジのあるモン・ヴァントゥ麓の町、ベドアンからスタート。

2つの峠(Col de l’Homme Mort, Col de Aires)を経てモン・ヴァントゥへ。
西ルート、マロセーヌ側から登ります。

マロセーヌはベドアンのあるヴォクリューズ県の西部にあります。
広さは約45平方km、千葉県の我孫子市よりやや大きい程度。
人口は3000人に満たない小さな町です。

主要な産業は農業で葡萄やプラム、桃、オリーブなどを生産。
町の中央にあるサン・ミッシェル協会は宗教改革時(ユグノー戦争以降)、
周囲の丘陵地帯に城壁を築き、今でもその面影を残します。
(走りながら、昨年滞在した城塞都市Avignon周辺の雰囲気に似ていると感じました)

今回のHaute Route Ventoux 2018、第2ステージはこのマロセーヌの中心部を通り、
モン・ヴァントゥクライムに突入します。

ステージ1のソー(Sault)ルートよりこちらのほうがデータ的にはキツいです。

走行距離は133km、累積標高は3300m+。

 

Haute Route Ventoux_profile

コース概要とモン・ヴァントゥ周辺情報やアクセスなどの情報はこちらからどうぞ
「死の山モン・ヴァントゥとサイクリング拠点に便利なベドアンへのアクセス : オートルート・バントゥ2018」

Haute Route Ventoux_stage2_map

 

Haute Route Ventoux_stage2_cols

7:45のスタートに向けて準備をすすめます。
天気は下り坂でモン・ヴァントゥにたどりつく頃は風や霧の心配もあり、
念のためリフレクタージャケットをポケットに忍ばせます。

宿の前でふたたび撮影。
空が明るくなってきました。

2日目になると選手どうし、だいぶ打ち解けてきます。

スタート前もリラックスムード。

スタート直前。

 

二日目はトンネルエリアも多くテールライトをつけて通過します。

オートルートはレース開催地ごとに募る地域ボランティアの方にも支えられています。
merci!と感謝を伝えながら通過します。笑顔で応援してくれます。
気持ち良いですね。

写真は通常コースとオルタナティブ(ショートコース)の分岐点。

オートルートではマーシャルや選手10〜20人につき1台つくサポートビークル、交通誘導員の指示で走行しますが、
基本的にはコース上に設置された黄色い矢印の標識に従って走行します。

初出場の2015年オートルートドロミテでは美しい景色に目を奪われてこの矢印を見落としてしまい、
大幅にコースアウトしてとても焦りました。

方向指示の矢印の他に幅員減少、急カーブ、グラベル注意、線路あり注意など黄色い標識で選手たちに注意を促します。
これらはオートルートスタッフチームが前日までに作業しています。
設置メンバーには日本人(フランス在住)の方がいらっしゃいます。
今年はお目にかかれませんでした。元気かな。

今回のルートはグラベル気味の上りがあり少々苦戦しました。
石畳、グラベルののぼりは経験者ならわかると思いますが、キツいですよね。
こちらはその様子を撮影してみました
(あまり伝わらないですね‥この手前はもうすこし路面がでこぼこしていました)

約80km地点のCol des Airesのリフレッシュメントポイント。
前日の脚痙攣の反省からあまり踏まずに無難にきましたが、
念のためハムとチーズに塩をふりかけて補給。

ここからはこまかいアップダウンを経てマロセーヌ方面へ。

 

丘陵地帯をぬけるとモン・ヴァントゥが見えてきました。遠い(そして高い)

マロセーヌを抜けてモン・ヴァントゥに入ります。

Pente à 8%・・・勾配8%
Sommet à 17km・・・頂上までのこり17km。

自転車走行用のレーンがあるので車と安全な距離を保ちながら登れます。安心。
追い抜きざまに応援してくれる方も多数いてがんばれます。


Pente à 12%、Sommet à 11km。

みんなはげましあいながら登ってます。

激坂。

ゴーグルが曇る。

 

やはりマロセーヌルート(西側)のほうが初日のソールート(東側)よりキツかったです。

コアを意識し上半身を動員させながら上肢を利用して重さをおとし、
腰を高い位置に維持しなるべく0時に近い位置でペダルをつかみ、
負荷のあまりかからない(自称:サボりペダリング)状態をつくりつつ登ります。
(さぼりペダリングをやってみたい方はぜひイベントに遊びに来てくださいね!)
→ただし。スピードはでません。(泣)

 

 

観光客も応援してくれます。

頂上でゆっくり写真撮影などしていると風が吹きはじめ、霧も出てきました。
モン・ヴァントゥからフランス南部、地中海をぬけて吹き抜ける「ミストラル」の前兆です。
あまりゆっくりしていると危険な雰囲気だったので早々に下って戻ることに。

(脇‥)

ビレッジに戻り2日間の疲れを回復させるため、シャワーを浴びてマッサージを受けます。
こちらのマッサーの女性は昨年のAlps→Dolomites移動のツアーでも大変お世話になりました。
マッサージの技術が素晴らしい。今年もお会い出来てよかったです。


2日目はややキツいコース設定で、数名の方がDNFでした。残念。

またチャレンジしてほしいですね。

オートルート公式チャンネルの動画はこちらから。